運動部デスク日誌

広商野球

2019/8/11

 
 「ああうるわしき厳島」―。おなじみの校歌を聴くことはできなかった。全国高校野球選手権2回戦で、15年ぶりの夏の甲子園出場となった広島商は、岡山学芸館に逆転負けした。
 
 31年ぶりの甲子園勝利はならなかったが、久々に「広商野球」が戻ってきた、と実感した人も多かったのではないか。走者が出れば、手堅くバントで送る。二回のスクイズを含め、この試合で5犠打を記録。また守りでは適時打を許しても、打者走者を送球で刺すなど、隙のなさも見せた。
 プロ野球に限らず、近年は「フライボール」という言葉があるように、パワーを生かした野球が主流となりつつある。そんな中で、「広商野球」のような、緻密な野球は懐かしさもあり、逆に新鮮に感じた。
 全国舞台に戻ってきた広島商だが、広陵、新庄ら広島県内のライバルも黙っていない。新戦力も台頭してくるかもしれない。春の選抜大会や来夏に向け、激しくしのぎを削ることだろう。これが広島県高校野球界のレベルアップにつながることは間違いない。
(下手義樹)
(ここまで 434文字/記事全文 434文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事