運動部デスク日誌

V特報

2019/8/14

 「カープV特報」をご存じだろうか。マツダスタジアムでカープが勝った時だけ発行され、試合が終了して約10分後に、三塁側の当日券売り場周辺で配られる。スタジアムが開場した2009年から11シーズン、カープの勝利を伝えてきた。
 V特報をつくっている時永彰治編集長は元球炎子でカープ担当の大先輩に当たる。深夜、V特報を持って編集局に戻ってきた姿を見掛け、「今夜で400号ですか」と声を掛けた。磯村のサヨナラ犠飛でつかんだ劇的な勝利。これでマツダスタジアム通算400勝となった。「そんなになるかなあ」と苦笑していた。
 「赤ヘル劇場」という言葉があるように、カープはマツダスタジアムで強い。ただ、開場当時から強かったわけではない。2009年から最初の5年間で4度の負け越し、153勝177敗。それが、14年を境に驚異的なペースで勝ち始める。14〜18年までの5年間で217勝121敗。これは、スタジアムを真っ赤に染め上げ、相手チームが「ここではやりたくない」という雰囲気をつくり上げたファンの力でもある。
 以前にも書いたが、落合博満氏はカープの逆転Vの条件に、「地元マツダスタジアムで勝つこと」を挙げていた。今季は30勝22敗。まだ17試合残っている。地元で勝ち続け、時永編集長を「もう勘弁してくれ」と言わせるほど働かせることができれば、巨人の背中は確実に近づいてくるに違いない。(小西晶)
(ここまで 574文字/記事全文 574文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事