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「広島をもっと元気にしたい!」 地元の若手経営者と学生を結ぶ カンファレンス開催

2020/2/1

 全国各地の社長と地元学生を対象とし、全国11カ所14日間にわたって開催するカンファレンス「Charming Chairman's Club TOUR(チャーミング・チェアマンズ・クラブ・ツアー)2019」が11月22日に広島市中区であった。全国の経営者を、社長のポートレートや事業概要を載せたカード付きポテトチップス「社長チップス」でPRし、企業の採用・ブランディングを支援するESSPRIDE(エスプライド、東京)が、経営者と学生の交流機会を創出し、地域活性化につなげる目的で主催。地元企業の経営者らによる多様なトークセッションや講演、懇親会が行われた。

左から住田さん、土屋さん、橋口さん

左から住田さん、土屋さん、橋口さん

海外から人をどう呼び込むか?
インバウンドを考える

 会場には約70人の来場者が集まり、熱気に包まれた。カンファレンスは「インバウンド需要を追い風にした観光施策とイノベーション」をテーマにしたトークセッションからスタート。外国人観光客が増える中で、広島がさらなる活性化を実現するには何が必要かについて、3人の若手経営者が語り合った。
 広島で宿泊施設や観光案内所を運営する「Moopon Corporation(ムーポンコーポレーション)」代表取締役の住田進さんは「広島を訪れる外国人観光客は年々増える一方で、宿泊客は年間で100万人とまだ少ない。これを1000万人に増やすには、受け皿となる宿泊施設(客室数)を現状の2万室から4万室にアップする必要がある」と課題を指摘した。
 広島県熊野町で書筆や化粧筆を製造する「晃祐堂」取締役社長の土屋武美さんは「外国人観光客は商品やサービスに対し、価格の高低だけでなく、ストーリー性も重視する。当社の工房では、筆づくりの見学会や体験会を開き、熊野町という山あいの町で生まれた書筆がなぜ化粧筆に利用され、世界中に広まったのか、その理由や魅力を体感してもらえるような工夫を大切にしている」と、海外旅行客のニーズをつかむポイントを説明した。 
 宮島で着物や茶道、書道などの日本文化体験施設を運営する「okeiko Japan(おけいこジャパン)」代表取締役の橋口栄さんは「外国人観光客はあらかじめ観光ルートを決めて広島へやって来る。広島での滞在時間を長くするには、旅行前にプロモーションを行う必要があるが、経費も手間もかかる。行政や関連する事業者が連携して取り組むべきだ。スピードも求められる」と力を込めた。

講演する浦さん

講演する浦さん

急成長するスポーツビジネス
広島ドラゴンフライズの挑戦

 続いて、バスケットボール男子Bリーグ2部「広島ドラゴンフライズ」代表取締役社長の浦伸嘉さんの講演があった。
 広島ドラゴンフライズの売上高は、2015年には1億3691万円だったのが、19年は4億9484万円にアップ。20年は7億5000万円を目標にするなど、Bリーグ屈指のスピードで成長を遂げている。
 浦さんは、ビジネスの鉄則として@スピードA強みと強みの掛け合わせB代価以上の価値の提供─の三つを挙げた。「広島は国際平和文化都市であり、バスケットボールは世界で最も競技人口が多いスポーツ。二つの強みを生かせば、広島のバスケットボールはもっと元気になる」と期待した。
 さらに近年、力を入れている取り組みとして、子どもが無料で試合観戦できる「ドリームカード」企画を紹介。これは広島県教育委員会と連携し、県内の小中高へ約30万枚の無料チケットを配布する取り組み。保護者は割引価格で観戦可能にするなどして、集客や収益のアップを実現した。「ターゲットを絞り、コアなファンを育てていくことがリピートにつながる」と強調した。
 浦さんは最後に、企業や組織のリーダーに求められる資質についても言及。「事業の概要だけでなく、なぜその事業に取り組んでいるのか、自分の哲学や生きざまを伝えることが重要。目的や思いを伝えないと、人の心は動かない」と語った。

また、協賛企業のプレゼンテーションもあり、「Chatwork(チャットワーク)」と「ソルナ」の2社がそれぞれの事業内容を紹介し、魅力をアピールした。

左から勝部さん、林さん、西谷さん

左から勝部さん、林さん、西谷さん

令和のリーダーとは?
学生が本音で語る

 カンファレンスでは「学生が求めるリーダー像」をテーマにしたトークセッションもあり、広島大教育学部4年の勝部知早野さん、広島大大学院情報工学専攻M2の林祥平さん、広島経済大経済学部2年の西谷知佳さんが登壇した。
 理想のリーダーについて勝部さんは「皆をぐいぐい引っ張るのではなく、私たちの気持ちに共感して任せてくれる人」を挙げた。林さんも同調し「同じ目線で考えてくれる人に安心感を覚える」。西谷さんは「ビジョンや目標が明確で、筋が通っている人」と答えた。

左から北村さん、楠さん、中山さん

左から北村さん、楠さん、中山さん

地域課題にどう取り組む?
未来の可能性を探る

 最後のトークセッションのテーマは「地域活性化を見据えたビジネス展望とリーダーシップ」がテーマ。3人の経営者が、それぞれの立場から広島の活性化策などを話し合った。
 遠隔画像診断など、ITを融合した医療サービスを提供する「エムネス」代表取締役の北村直幸さんは「人工知能(AI)を診断に生かす取り組みでは日本は遅れている。広島をはじめとする地方都市で医師が不足する中で、AIの活用は地域医療の向上には欠かせない」と意見を述べた。「心地よい住空間」の創造をコンセプトに宅地開発や住まいづくり、北欧家具のコーディネートなどを手掛ける「Design Home Sora(デザイン・ホーム・ソラ)」代表取締役の楠勝也さんは「広島に持続可能で豊かな住環境を形にしていくには、デザインに加えて自然災害への備えも大切。そうした観点から行政と連携し、災害に強い街づくりにも力を入れている」と説明。自転車ロードレースのプロチーム「ヴィクトワール広島」を運営する「CYCLE LIFE(サイクルライフ)株式会社」代表取締役の中山卓士さんは「野球、サッカー、バスケットボールなど、広島はプロスポーツが盛ん。魅力的なサイクリングコースも多く、サイクリストにも人気がある。その広島で、自転車の本場・ヨーロッパにも負けない自転車文化を根付かせたい」と夢を語った。


経営者と学生が交流した「親睦会」

カンファレンス終了後には懇親会を開催。アットホームな雰囲気の中で、経営者同士が交流したり、経営者と学生が語り合ったりした。30代の経営者は「学生の本音が聞けた。地元を元気にしたいと考えている若者も多く、頼もしさを感じた」と話した。参加した大学生からは「トップの生き方や人生観が事業に反映されることが分かった」「登壇した経営者の方々の熱い気持ちに触れ、感動した。企業や仕事への考え方が変わった」「新しいことにチャレンジすることの素晴しさを学べた」と満足そうに話した。

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