運動部デスク日誌

苦渋の決断

2020/3/5

 どの判断が正しいか、誰も分からないだろう。新型コロナウイルスの感染拡大の中、開催の是非が問われた第92回選抜高校野球大会は、日本高野連が4日に無観客での開催方針を決めたが、最終結論は11日に先送りされた。
 高野連にとって苦渋の決断だったに違いない。スポーツイベントの自粛の動きが強まる中「中止がもっとも簡単な選択」(高野連・八田会長)だっただろう。それでも甲子園でプレーするという球児の夢を尊重した。無観客ではあるが、選手同様に地域の人やファンの思いもつないだ。
 ただ、他競技の高校生の全国舞台となる全国選抜では、4日までにラグビーなど16競技が中止を発表。夢を絶たれた同世代のアスリートがいる現実もある。「高校野球だけ特別」という批判もあるだろう。開催となっても、素直に喜べない球児や関係者もおり、心中は複雑だろう。
 11日にある高野連の臨時運営委員会で開催の可否が決まる。1週間後にどういう状況になっているか、見通しが立たない。限られた条件下、出場校は最高のプレーをしようと準備を続ける。ファンは開催を願うことしかできない。全ては1週間後に決まる。(下手義樹) 
(ここまで 496文字/記事全文 496文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事