運動部デスク日誌

新語

2020/6/22

 新型コロナウイルス感染拡大の過程で多くの新語がメディアに登場したが、この言葉にはぴんとこない人も多いのではないか。サッカーJリーグやバスケットボール男子Bリーグなどが加盟する日本トップリーグ連携機構が1週間前、無観客試合に代わる名称を「リモートマッチ」とすると発表した。略称は「リモマ」。加盟する国内12リーグで使用するという。
 無観客試合というと制裁などマイナスイメージがあるため、前向きな言葉に代えようというのが、同機構の狙い。確かにサッカーの世界ではサポーターの不始末などの罰として、クラブに無観客試合が科されることがある。どことなく後ろ暗さがつきまとうという同機構の主張は理解できる。
 それでも個人的にはなじめない。そもそも「リモート」は「遠隔」という意味があり、どこかテレビゲームのようなイメージで違和感がある。何より満員の観衆の前で試合ができることのありがたさを強調するためにも、あえて無観客という言葉を残してもいいのではと思う。
 7月4日に再開するJリーグはさっそく、2節分が「リモートマッチ」となる。ただ、10日からは徐々に観客を入れる予定。また同機構に加盟するリーグの多くは秋の開幕で、その頃には通常開催できる可能性もある。願わくば、「リモートマッチ」が定着しないまま死語となってほしいものである。(日野淳太朗)
6、7月は全文ご覧いただけます。 

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