運動部デスク日誌

ターンオーバー

2020/7/4

 「ターンオーバー制」をうまく使いこなすチームがリーグを制する―。そんな予感がしている。4日にサッカーJ1が再開するが、夏場にいきなり過酷な過密日程が待ち受ける。それだけに戦力を最大限活用し、この夏を乗り切ることができるかどうかが、その後の行方を大きく左右する。
 選手にとって経験したことのない試練だろう。シーズン中に4カ月以上もブランクがあった上、再開したと思ったら7、8月だけで14試合もある。真夏にほぼ週2試合のペースでは、体調を維持するのは至難の業。主力に依存しすぎればけがや体調不良のリスクが高まるだけに、適度に休養させることが欠かせない。
 そこで、先発を大幅に入れ替える「ターンオーバー制」が大きな意味を持つ。ただし、主力を休ませる決断は簡単ではない。思い出すのがサンフレッチェを担当していた2011年夏。主力選手が疲弊し、結果も出ない悪循環に陥っていた。それでも当時のペトロビッチ監督は主力を使い続けた。控え選手を信じ、ピッチへ送り出す決断ができなかったのだろう。結果的にチームは浮上できず、そのシーズン限りで監督も退任した。
 幸いなことに、担当記者によると、この中断期間で選手層の底上げが進み、城福監督も「18人のベンチ入りメンバーを選ぶのが悩ましい」と手応えを口にしたという。言葉通りに多くの選手をピッチに送り出せるチーム力があるなら、異例のシーズンを制する勝機は十分ある。(日野淳太朗)
6、7月は全文ご覧いただけます。

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