運動部デスク日誌

誇り

2020/7/6

 最近、年がいもなく、はまっていたものがある。日本の大手レコード会社と、韓国の大手芸能事務所が合同でガールズグループを誕生させようと、日本でのオーディションから最終選考までを追ったドキュメント番組である。子どもの影響で見始めたが、毎週の配信が待ち遠しかった。
 1万人以上の応募者から最終韓国合宿に進める13人が決定。半年間、ハイレベルな歌やダンスのテストをこなし、このほどデビューメンバー9人が決まった。この瞬間、プロデューサーのJ・Yパークさんは、合格者ではなく、真っ先に脱落したメンバーの元に。「ここまで来られたことを誇りに思ってください。また成長したみなさんに会いたいです」とねぎらい、涙と感動を誘った。
 この言葉、心に響く。職業柄からか、ことしの高校3年生アスリートにも当てはまると直感した。新型コロナウイルスの影響で、全国高校野球選手権やインターハイなど、全国大会が中止に。3年間の成果を披露する舞台がなくなった。各競技で代替大会が開催されるが、競技の特性上、試合ができないまま、高校での競技生活を終えた選手も少なくない。
 「気持ちを切り替えて」とは言いづらい。ただ、3年間頑張ってきたということは、誇らしく思ってほしい。そして大学、あるいはプロなど次のカテゴリーで、ひと回り大きくなった姿を見たい。
(下手義樹)
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