運動部デスク日誌

ターンオーバー2

2020/7/22

 「ターンオーバー制」をうまく使いこなすチームがリーグを制する―。サッカーJ1再開を控えた2週間あまり前、そんなことを書いた。再開がいきなり夏場になること、過去にない過密日程になることを踏まえた考えだったが、こんなに早く選手のやりくりが喫緊の課題になるとは思わなかった。

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 例えばサンフレッチェ広島は、再開から2試合連続で主力選手が負傷交代した。いずれも筋肉系のけが。トレーナーによると、ほかのチームでも筋肉系の故障が例年より多い傾向にあるという。再開からまだ4試合を消化しただけなのに、4カ月に及んだ中断の影響が早くも表れている。
 先発の大幅な入れ替え、試合中の選手交代枠のフル活用がより一層、重要度を増す。サンフレに関しては、ここまでのところ奏功していない。大分戦では途中出場の選手の活躍度の差で敗れ、先発を入れ替えた鳥栖戦はスコアレスドロー。ただ過酷な試合環境を考えれば、今後も選手を入れ替えながら戦わなければならない。
 そこで大切なのは、戦い方の軸がぶれないこと。誰が出てもある程度、同じイメージを描けるようにするためである。それができなれば出場選手を大幅に入れ替えるたびに戦い方が変わり、不安定になる。そうなると結果が出なくなるし、一体感を保つのも難しい。
 異例ずくめの今季は、いつも以上に指揮官のぶれない強さが問われている。(日野淳太朗)
7月は全文ご覧いただけます。

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