プラスワン
2020/7/26
新型コロナウイルスの影響で延期となった東京五輪・パラリンピックの開幕まで、あと1年を切った。1年前、このような事態になるとは思いもしなかった。これを機に、コロナの存在すらなかった1年前の新聞をあらためて読み直してみた。
五輪への準備期間が残り1年となったとされ、課題として挙げられていたのが「猛暑」対策だった。コロナですっかり忘れていた感があるが、「災害級」とも言われた暑さが一つのネックとなっていた。男女マラソンは札幌での実施に変更された。当然、暑さは来年も同じで、酷暑を想定した準備を進めることになる。
2021年にはコロナ対策も加わる。本番までにワクチンや治療薬が実用化されているかは不透明。選手1万人以上、関係者約15万人、メディア約3万人が世界各国から集結するといわれる。出入国時の検査、密にならない運営など、万全の感染防止対策を練らないといけない。
23日に新国立競技場であった1年前イベントで、競泳・池江璃花子選手のスピーチには心が動かされた。「延期ではなく、プラスワン」。大会名も「東京2020」のまま。世紀の祭典への準備期間が1年増えたと捉えることもできる。選手、関係者だけでなく、大会の成功を願う全ての人にとって、大切な残り1年となる。
(下手義樹)
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