運動部デスク日誌

中止

2020/7/27

 驚かれた方が多かったに違いない。J1名古屋の選手が新型コロナウイルスに感染したことを受け、26日にエディオンスタジアム広島で予定されていたJ1広島とのリーグ戦が中止となった。25日に1人の感染が判明。名古屋は急きょ選手のPCR検査を実施し、陰性の16選手が広島入りしていた。しかし、その後、さらに2人の感染が判明。濃厚接触者の判定が難しくなり、中止が決まった。
 Jリーグは選手、スタッフ、審判員らを対象に「Jリーグ検査センター」によるPCR検査を2週間に1度実施。24日に、16〜19日に採取した3299件の陰性を発表したばかりだった。判明した3件は、この検査の網をすり抜けていたことになる。
 今回は、1人の選手が発熱したことで、チーム内の感染が判明した。もし、この選手が無症状だったなら、試合は普通に実施されていただろう。その後、名古屋のチーム内感染はより深刻になっていた可能性は否定できず、広島の選手にまで広がっていたかもしれない。
 この中止騒動を受け、村井チェアマンは検査のインターバル(2週間に1度)を短くするための協議をすると明言。クラブから陽性判定が出た場合の試合の扱いについても話し合うとしている。事態は「感染者を出さない」から「ウイルスといかに対峙(たいじ)していくか」というステージへ。プロスポーツの今後を考える上で、一つの転換点となったことは間違いない。(小西晶)
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