運動部デスク日誌

門出

2020/7/31

 開幕は2カ月以上も先だから、胸が高鳴るには早過ぎる。特に新型コロナウイルスがはびこるいまの情勢を見ると、予定通り開幕できるのかも不透明。それでも、きのう30日が新たな門出であることは間違いない。バスケットボール男子Bリーグの広島ドラゴンフライズが、初めて臨む1部(B1)の舞台に向けて始動した。
 取材した担当記者によると、昨季と変わらず明るく、一体感に包まれた雰囲気だったという。古野が新加入選手にちょっかいを出して和ませつつ、今季も主将を務めるベテラン朝山が必要な時にぴりっと場を引き締める。明るさと厳しさの絶妙なバランスがこのチームの良さである。
 練習初日からめりはりの利いた雰囲気をつくり出せるのは、戦術面も含めて昨季築いた土台を継承できたから。堀田監督と田方コーチが続投し、主力選手も残留。オフのたびに首脳陣や選手がころころ入れ替わり、そのたびに一からチームをつくり直していた過去数シーズンとは雲泥の差である。
 悲願のB1の舞台では、これまで以上に厳しい戦いが待っている。選手個々のレベルの差を痛感することもあるだろう。しかし、苦しい時ほどチームの色である明るさ、一体感を忘れてはならない。どんな結果になろうとも、国内最高峰のリーグで粘り強く戦う姿をファンは楽しみにしている。(日野淳太朗)

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