運動部デスク日誌

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2020/8/5

 「ネット上が騒がしいですねえ」。知り合いの赤ヘル党からメールがきた。スマートフォンで開いてみたら、あるわあるわ。野球評論家の皆さんによる提言、低迷の分析に始まり、監督批判、次期監督の見通しまで…。毎年、真夏にストーブリーグに入っていた番記者時代を思い出した。
 とは言っても、佐々岡監督はまだ1年目。しかも、まだシーズン全体の3分の1も消化していない状況である。下位に沈んでいるとはいえ、現体制への信頼を失う時期ではないだろう。指揮官が就任時から最も大切にしているのは、チームの一体感。投手と野手がともに助け合う「互助野球」に、低迷打開のヒントを見いだしたい。
 チーム状況を考えれば、今は野手が投手を助ける時である。今夜の九里もそうだが、先発陣は計算が立ちにくい状態。救援陣も安定感に欠ける。試合を優位に進めるには、大量援護が欠かせない。リーグ屈指の攻撃力を頼りにするしかないのだ。投手陣のふがいなさにイライラする時もあるかもしれない。それでも、野手陣が「投手を助ける」という意識を忘れなければ、チームがバラバラになることはないはずである。
 2日の巨人戦(東京ドーム)。一回に飛び出した鈴木の先制2ランが、先発遠藤にとって、どれほどの勇気を与えたか。今夜の3ラン2発が、塹江にどれだけ自信を与えたか。「投手は野手が育てる」。コイ逆襲のキーワードは、これ以外に見当たらない。
(小西晶)

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