運動部デスク日誌

特別な夏

2020/8/10

 「特別な夏」の最終決戦が終わった。高校野球の夏の甲子園と地方大会の中止を受け、各都道府県高野連が独自に開催した代替大会で、9日に広島の決勝があった。広島商が広陵を9―1で下し、2020年夏の広島の頂点に立った。
 昭和、平成の広島高校野球界をリードした両校の決勝。小技を駆使して揺さぶった広島商に、有力チームを次々と破って勝ち上がり、最後まで粘りを見せた広陵。勝者には笑顔が広がり、敗者は涙。いつもの高校野球の光景だった。違ったのは、甲子園切符が得られないことだ。
 代替大会開催へ、大人を動かしたのは、選手のひたむきに取り組んできた姿勢だろう。とくに集大成となる3年生は、成果を披露する場を踏むことなく、高校での競技生活を終えることになる。関係者の万全の感染防止対策や運営、さらに天候にも恵まれ、無事に大会を終えることができた。大会に関わった全ての人に敬意を表したい。
 日本の夏といえば、やはり高校野球。来年は、甲子園切符をかけたいつもの大会になることを願っている。
(下手義樹)

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