運動部デスク日誌

2度目の中止

2020/8/13

 1度だけでなく、2度も起こってしまった。12日にYBCルヴァン・カップ1次リーグでサンフレッチェ広島と対戦することになっていた鳥栖に、10人の新型コロナウイルスの陽性者が出たため、中止となった。7月26日も対戦相手の名古屋に陽性者が出たためリーグ戦が中止に。サンフレは、1カ月でホームゲーム2試合が新型コロナの影響で流れたことになる。
 各クラブは万全の感染症対策を施し、定期的な検査を実施する中でも起きてしまう。ある意味、想定されていたことかもしれないが、今後Jリーグ全体で、どう向き合っていけばいいかが課題となる。
 今回の鳥栖の例で考えてみる。鳥栖で最初に陽性反応が出た監督は、体に違和感を覚えていたという。Jリーグの村井チェアマンは「熱がなくても、自覚症状を個人の自覚のみに依存してしまうと、恣意(しい)的なブラックボックスができる可能性がある」と指摘。「第三者が何か客観的な事象でストップできる明確な仕組みを構築できるか」と、悩みどころは多い。
 サンフレは名古屋戦が開始7時間前に、鳥栖戦は4時間前に急きょ中止が決まった。選手やファンの声を聞くと、「残念だが仕方ない」との声が多く聞かれ、現状を受け止めている。リスクがある中でも選手らは最高のプレーを見せようとしてくれている。ファンも理解している。いまは鳥栖の選手、スタッフの一日も早い回復を願っている。そして安全にプレーし、観戦できるいつもの光景が戻る日を、待ちたい。
(下手義樹) 

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