運動部デスク日誌

QS

2020/8/26

 「クオリティースタート」(QS)という言葉、聞いたことのある人も多いだろう。先発投手が6回で3失点以下に抑えることを示す指標で、最近メディアでも取り上げられることが多くなった。今季のカープは、この「QS」がそのまま勝ち負けを分ける指標となっている。
 達成すれば勝ち、できなければ負けという話。7月28日付の朝刊で1度そのデータを紹介したが、この1カ月で、状況はさらに進み、えらいことになっている。8月26日現在で、達成した26試合は19勝3敗4分けで勝率8割6分4厘。逆に未達成は3勝24敗2分けで勝率1割1分1厘。今夜も九里が4回3失点でQS未達成。結果はサヨナラ負けである。
 それにしても、なぜここまで極端に勝てないのか。最大の理由は、追う展開で登板する中継ぎ陣の問題だろう。ここを担う投手は経験の浅い若手が中心。打線が反撃する前に、逆にリードを広げられることが多い。もちろん、人材も豊富とはいえず、過酷な日程の今季は、特に弱点として浮かび上がっている。
 連戦続きで厳しいのは先発陣も同じ。QS達成へ過度な期待を背負わせるのは酷であろう。9月には13連戦、9連戦が待ち構える。2軍にいる投手も含め、総合力でブルペンを支えなくてはならない。救援陣の力の結集こそが、「逆転のカープ」へとつながる。(小西晶)

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