運動部デスク日誌

「アジャ」

2020/9/28
崇徳高で活躍した井上(中)

崇徳高で活躍した井上(中)

 28日付本紙スポーツ面のカープ記事の下に、「井上4打点」の見出しが躍る写真付きの記事が掲載されている。ロッテの主砲、井上晴哉だ。ご存じの方も多いと思うが、広島・崇徳高出身である。
 体重114キロの巨漢。女子プロレスラーのアジャ・コングに似ていることから「アジャ」の愛称で親しまれている。個性豊かな人気者のスラッガーだ。
 井上を取材したのは2010年。当時中大3年で、世界大学野球の日本代表に選ばれた。早大の斎藤(日本ハム)、東海大の菅野(巨人)、明大の野村(広島)らそうそうたるメンバーの中に入り、4番を任されたのだ。社会人との練習試合では軽々と柵越えのパワーを見せつけていた。当時の代表監督からも「当たれば飛びますから」と4番への抜てき理由を聞いた。
 崇徳高時代は、柔道男子の世界選手権無差別級金メダリストで、ロンドン五輪100キロ超級代表の上川大樹と同級生。巨漢同士が文化祭で相撲をとったというエピソードも聞いた。当時から愛されキャラだったようだ。
 ソフトバンクの柳田をはじめ、他球団で活躍する広島県出身選手の活躍は気になる。井上は今季は本塁打を打った後、大相撲の力士が手刀を切って懸賞金を受け取るパフォーマンスで盛り上げている。現在ロッテは首位ソフトバンクと1ゲーム差。15年ぶりのリーグ優勝に向け、「アジャ」が加速するか。
(下手義樹)

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