運動部デスク日誌

夢のアイデア募集中

2020/10/23

 果たしてどんなアイデアが集まるのか、今から楽しみである。一方で、ちゃんと手を挙げるとこがあるのか、少しだけ心配な思いも。広島市が22日、新サッカースタジアムの設計と施工を担う事業者の募集を始めた。公募に応じた提案を採点し、来年3月には業者を決めるという。
 審査のポイントはスタジアムの造りはもちろんのこと、県内外から広く人を呼べるかどうか。本拠地とするサンフレッチェ広島の試合は20試合前後。残りの340日あまりで、にぎわいを生む仕掛けを考えるのは簡単ではない。ただ、税金に全てを依存するのではなく、ある程度は自前で利益を挙げられるビジネスモデルをつくるには、そこが生命線である。
 スタジアム建設の機運が高まっていた2013年1月、サンフレッチェ担当としてサッカースタジアムの先進地である欧州各地を回った。ピッチを見渡せるラウンジやレストランがあるのは当たり前。ホテルやショッピングモール、フィットネスクラブ、クラブのミュージアム、高齢者専用マンション…。すべてスタジアムに併設された施設。日本では見たことがないような光景の連続だった。
 「どう使いたいか、何を造れば利益を得られるか。市の特性を踏まえた」。各地でスタジアムの運営担当者に聞いた言葉である。広島なら、どんなものがあれば地域に資するか、楽しめるか。広島県民が誇れる、欧州にはないアイデアが集まることを楽しみに待ちたい。(日野淳太朗)

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