運動部デスク日誌

駅伝シーズンに思うこと

2020/11/5

 マラソンや駅伝といったロードレースで「無観客」って…。そんな違和感を持って、1日の全日本大学駅伝をテレビ観戦した。感想は「それはそうだろう」。ゴール地点の伊勢神宮はもちろん、中継所や沿道にはファンの姿が。主催者が無観客を呼び掛けたところで、公道から人を排除するなんて、しょせんは無理な話なのである。
 これが、春ごろに開催の大会であったら、「密ができる」と大きな批判が巻き起こっていたことだろう。選抜高校野球大会のように、中止になった可能性すら否定はできまい。だが、全日本大学駅伝は開催自体を批判されることなく、無事に終了した。同じような形で、12月の全国高校駅伝、1月の全日本実業団駅伝、箱根駅伝も行われることだろう。
 新型コロナウイルスの感染状況が春ごろと比べて落ち着いているわけではない。ならば、何が変わったのか。それは人々の意識ではないか。感染予防の観点から、多くのアマチュアの大会が中止となり、プロスポーツが延期となった。その喪失感から、人々は「どうすれば大会ができるか」を考えるようになった。プロスポーツが動き始めたことをきっかけに、コロナ禍での大会開催へのアレルギーがなくなってきているように思うが、どうだろう。
 この冬の感染状況がどうなるかは分からないが、来年のスポーツカレンダーにも、コロナウイルスの影響は依然として残るだろう。「駅伝のように」とまでは言わないが、一つでも多くの大会が開催にこぎつけることができるようにと、今から願っている。
(小西晶) 


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