運動部デスク日誌

応援したいから、応援に行かない

2021/1/10

 年末年始は新型コロナウイルスの感染拡大により、不要不急の外出を控えた。そこで、テレビでのスポーツ観戦に明け暮れた。ことしの箱根駅伝は、駒大の最終区での大逆転劇に熱くなった。
 半面、首をひねった光景もあった。今回はコロナ禍での開催で、主催者は沿道での観戦の自粛を要請していた。ところが沿道では声援を送る人がちらほら。同じく応援自粛を呼び掛けていた年末の全国高校駅伝でも同様の光景が目に入った。予想はしていたが、ゼロにするのは難しい。
 主催者の発表では、今回の観戦者は約18万人。ただ、昨年の約121万人から85%も減っていた。数字的には大半の人が主催者の呼び掛けに協力していたことになる。
 新型コロナの状況が不透明な中、2021年も無観客や人数制限の試合が続くことが予想される。ファン、保護者、チームメートらが我慢を強いられる一年になるかもしれない。だが、選手に最高のパフォーマンスをしてほしいという思いは共通認識としてあるだろう。ことしの箱根駅伝では「応援したいから、応援に行かない」とのキャッチコピーを掲げた。離れていても、声は届く。アスリートにも、思いは届くはずだ。
(下手義樹) 

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