▽目立ちたがりの好素材　まさか東京・帝京高の先輩「とんねるず」に感染されたわけでもあるまいが、なかなかのひょうきん族である。とにかく、あっけらかんとしていると言うか、ずぶといとでも申すのか、現代っ子...

　▽走攻守光る「篠塚２世」　人には好みがあるので一概にはいえないが、チームでハンサムといえば、まず原だろう。高が入団直後につけられた愛称が「ジュニア原」。原２世という次第。確かに男前だ。高校時代はＮＨ...

　▽スピン効いた快速球売り　「まるで外木場（現コーチ）の若い時にそっくりだな」。首脳陣がこぞって口にする評価である。そっくりとは本職のピッチングの方ではなく、口の方。言葉は謙虚さを装いつつも、その節々...

　▽粘りと闘志で体づくり　「元気がないな。大丈夫」「起きているのか」。２日、日南に合流した早々、先輩からキツーイ言葉をかけられた。同キャンプの高校生ルーキー３人の中で人一倍もの静かだけに目についた様子...

　▽ガッツマン　強肩に自信　「節分」の３日、１８歳になった。「福は内」の言葉通り、念願のプロ入りをしてこの日を迎え「これまでで最高にうれしい誕生日です。絶対に一流選手になるぞ、の気持ちでいっぱいです」...

　▽快速球が自慢の「大物」　「キューピー」。１８７センチ、８２キロの大男に似つかわしくないかわいいニックネーム。前髪を垂らしていた中学時代（大阪府松原市）に、友人が名付けた。くりくりした大きな目、鼻筋...

　▽堅実な守備・打撃が魅力　「自信があるのは顔ですよ」。すまして言ってのける。キャンプ初日、早くも「あいつ、面白い顔しとるな」と山本浩に強烈にアピールした。生存競争の激しいプロ球界。売り込めるものはフ...

　▽鍛えた肉体、高校生離れ　いきなり、あこがれの衣笠ら主力に交じってのキャンプ。高校生４人の中でただ一人、沖縄メンバーに抜てきされたことからも期待の大きさがわかる。精神的重圧もかなりだろうが、卒業試験...

　▽陽気な性格　パンチ力も　「シュートしました」「ナイスボール！」。沖縄合同自主トレの投球練習場。川口ら先輩投手を相手に、臆することなく声を出し続けた。高校生ルーキーの中では、一番の張り切りボーイであ...

　▽プロの夢貫いた頑固者　「速球の切れは野中（阪急１位入団）よりいい。体も柔らかいし、素質的にも紀藤の方が上だ」（広島・木庭スカウト部長）。剛の野中に対し、柔の紀藤。愛知・中京高ではエース野中の陰に隠...