カープ

よみがえる熱球

  • <19>高橋建 (8/3)

     ▽左のエース 悩みを糧に 悩みは時として、成長の種になる。高橋建の悩みは「左投手であること」だった。「左打者を抑えて当然。そう思われるのがいやだった。右投手は右打者に打たれたって何も言われない。おか...

  • <18>ラロッカ (7/27)

     ▽置き土産残した一発屋 カープの長期低迷は「二年目のジンクス」を抜きでは語れない。1990年代後半は山内泰幸、沢崎俊和、小林幹英らが入団1年目に期待以上の活躍を演じ、翌年は期待外れに終わる。グレッグ...

  • <17>横山竜士 (7/20)

     ▽右肩痛越え110ホールド カープ一筋20年、セットアッパーとして生き抜いた。抑えるのは当たり前。打たれた翌日も出番が回ってくる。体も心もきつい役回り。「怖いといってもしょうがない。すぐ登板がある方...

  • <16>シーツ (7/13)

     ▽堅守と闘志 チームに風 打力よりも守備力を買われて来日した外国人は、アンディー・シーツだけであろう。世代交代が滞る2003年に加入した遊撃の名手は、三遊間の逆シングル捕球が魅力だった。「普通のこと...

  • <15>梵英心 (7/6)

     ▽不言実行、気迫プレーも 走攻守の全てを誇示した梵英心は、喜怒哀楽の表現を全て固辞した。淡々と走り、黙々と打ち、粛々と守る。「気持ちを出してしまうと、ミスした時や負けた時のダメージが何倍にも膨れる。...

  • <14>木村拓也 (6/29)

     ▽不屈「究極の万能選手」 多芸は無芸に等しいプロ球界を、投手以外の全てをこなす万能ぶりで生き抜いた。両打ちも習得した木村拓也は「常にチームが自分に何を求めているかを考えている。試合に出るためなら、何...

  • <13>前田智徳 (6/22)

     ▽故障と歩んだ天才打者 寡黙で孤高な「侍」は、剣豪を引き合いに出して24年の現役生活を顧みる。「不本意な野球人生。道半ば、敗れたり。(宮本)武蔵にはなれなかった」。打撃の道を究めたかった前田智徳にと...

  • <12>沢崎俊和 (6/15)

     ▽鮮烈な輝き 故障に泣く 彗星(すいせい)のように鮮烈な輝きをマウンドで放った。ドラフト1位で入団した沢崎俊和は1年目の1997年4月10日のヤクルト戦(神宮)で1―1の九回にマウンドへ。チーム5試...

  • <11>嶋重宣 (6/8)

     ▽腐らず鍛錬 10年目開花 じっくり蓄えた力を、嶋重宣は一気に発散した。戦力外寸前だった10年目の2004年。最多安打と首位打者の2冠に輝き、球界に「赤ゴジラ」ブームを巻き起こす。「2軍の下積みが生...

  • <10>金本知憲 (6/1)

     ▽忍耐と鍛錬 「鉄人」の礎 「鉄人」と呼ばれた体と心の強さは、若ゴイ時代に培われた。「アニキ」と称された責任感は、赤ヘルの主力時代に養われた。平成を代表するスラッガー金本知憲を形作ったのは、11年間...