勝負の行方を左右してしまった暴投に、遠藤の声は沈んだ。１点をリードされた七回１死三塁からの３球目。「（空振りを）取りにいった球が全然腕を振れなくて、体が突っ込んでワンバウンドにしてしまった」。自分を...

　広島・三好（６番・三塁で先発。一回２死満塁で押し出し四球を選ぶ）

　◇ＤｅＮＡ―広島14回戦（広島７勝６敗１分け、18時00分、横浜、３０１０１人）

　後半戦を白星発進した勢いが、なえそうな逆転負けとなった。同点とした七回に登板したレグナルトが３連続四球の直後に連続適時打を浴びるなどして４失点。「しっかりアウトを取ることができなかった。球が浮いてし...

　鈴木が４年連続となる２０号本塁打を放った。３―４と逆転された直後の七回、２死から甘く入ったスライダーを左中間へ運んだ。３打席目までは走者を置いた場面で凡退。「チャンスで打ててなかったので同点に追い付...

　１５日に再昇格した小園が「８番・遊撃」で先発し２安打でアピールした。

　広島・バティスタ（九回、左翼席へ１９号ソロ）「甘いところにきたので思い切り振った。２軍ではストライクをしっかり打つことを練習してきた」

　◇ＤｅＮＡ―広島13回戦（広島７勝５敗１分け、17時00分、横浜、３２１４６人）

　西川が笑う。松山も顔をほころばせる。11連敗を止める20日ぶりの白星は攻撃陣の奮起がもたらした。先制打を放った鈴木の言葉にナインの思いが詰まっている。「とにかく一つ勝って止められて良かった」。後半戦...

　後半戦開幕のマウンドを託された九里が気迫の投球で白星を呼び込んだ。「野手の方が早い回から点を取ってくれたおかげ。なんとかチームが勝てて良かった」と三回までに６得点の打線に感謝。６回を３失点でしのぎ、...