広島―ソフトバンク１回戦（ソフトバンク１勝、18時00分、マツダスタジアム、３１５０９人）

　床田はベンチで奥歯をかみしめた。好投手千賀との投げ合いで先に崩れ、六回途中４失点でＫＯ。「まだまだ力不足」。初めての交流戦のマウンドで、今の力量を痛感させられた。

　２年目の遠藤が無失点デビューを果たした。「緊張して脚がガクガク震えた。強気の投球でいこうと思った」。笑みを浮かべて初々しく振り返った。

　ファンを唯一、沸かせたのは鈴木の一発だった。

　広島・島内（急きょ１軍に合流し、八回に４月７日以来の登板。２三振を奪うなど三者凡退）「（鳴尾浜での）２軍戦が中止になり、昼食会場でマネジャーに言われて急いで来た。緊張したが、最初の打者を思ったような...

　あどけない山口の表情から、トレードマークの笑顔が消えた。１２球団最多の得点力を誇る西武打線に打ち込まれ、３回５失点でプロ初黒星。「プロの怖さを知りました」。前回、鮮烈な初先発初勝利を飾った２０歳の勢...

　西川からついに快音が途絶えた。一回に右犠飛を放ったが、その後の３打席でノーヒット。連続試合安打は２７でストップした。

　２番手アドゥワも西武打線の勢いを止められなかった。「見ての通り。打たれた球は全て甘かった」。３被弾を含む７安打を浴びて４失点。さすがに声は沈んだ。

　広島・高ヘッドコーチ（西川について）「（連続試合安打を）続けてほしかったけど、彼の技術ならまたチャンスがある」

　◇西武―広島３回戦最終戦（西武２勝１敗、18時00分、メットライフドーム、２６１６３人）