４試合ぶりに３番に座った長野が、一時は逆転となる２ランを放った。

　最大５点差を追い付いた前夜の再現とはならなかった。打線は大貫のテンポのいい投球に対し、８安打を放ちながら１得点とつながりを欠いた。

　打線が１６安打を放ち、投手陣は１７安打を浴びた乱打戦。佐々岡監督は「最後まで粘り強くやってくれた」と打線の奮闘をたたえ、引き分けを前向きに捉えた。

　大盛が「１番・中堅」で初先発。「今朝スタメンを告げられた。１番という立場を与えてくれて、後押しになった」。１安打を放ち、まずまずの「先発デビュー」となった。

　セットアッパー塹江が２回を無失点に抑えた。

　内野陣が３失策とほころびを見せた。

　先発森下は１２３球の力投で７回２失点。「しっかり試合をつくれたのは良かった」と振り返った。

　これが勝てない投手のあやなのか。ジョンソンは６回３失点と復調気配を見せた登板９試合目で６敗目。沢崎投手コーチは「粘ってはいたんだが。一番の薬は勝ち星なんだけどね…」ともどかしそう。気付けばリーグ最多...

　徳を積む。野村はそれを実践した。先頭打者は一度も出さない。四球は一つ。昨夜打たれた塹江は使いづらく、２失点で８回まで投げ抜く。すると野手が手を差し伸べてくる。四回は野間の好返球で本塁生還を阻止、八回...

　八回の男が、九回に泣いた。回をまたいだ塹江が大和にサヨナラ打を浴びて連勝は３で止まった。佐々岡監督は「２イニング目に行かせたのはこちらの責任」。横浜スタジアムの終盤は怖い。今季の５度のサヨナラ負けの...