左翼席から聞こえてくる笛と太鼓の音色に乗って、打線が軽やかに舞った。７試合ぶりの２桁安打となる１４安打で７得点。佐々岡監督は「取られた後に取り返すいい攻撃だった。床田は打線に助けられて勝てた」と先発...

　◇広島―巨人18回戦（巨人11勝６敗１分け、18時00分、マツダスタジアム、１５９３２人）

　◇広島―巨人17回戦（巨人10勝６敗１分け、18時29分、マツダスタジアム、１５８６１人）

　広島・フランスア（九回に登板。２死一、二塁を抑えて２年連続２桁となる１０セーブ目）「２年連続でできたことは素直にうれしい。昨季の自己最多（１２セーブ）を目指してあしたからも頑張る」

　広島・田中（一回無死三塁、先制の左犠飛）「打ったのはフォークかな。大盛がチャンスをつくってくれたのでかえすことができてよかった。最低限の仕事ができた」

　◇広島―ＤｅＮＡ20回戦（ＤｅＮＡ12勝６敗２分け、13時30分、マツダスタジアム、１５２６８人）

　同じ過ちを繰り返すのか―。そんな周囲の視線を浴びながら中村祐は何とか、踏みとどまった。一回に３連続本塁打を浴びた20日のヤクルト戦に続き、この日も先頭打者にソロを喫した。それでも立て直し、何とか２失...

　久しぶりに味わう苦杯となった。森下はプロ初の１試合２被弾に、最多の11被安打で７回４失点。７月31日以来、８試合ぶりに敗戦投手になった。「ずっとコントロールが悪かった」とうつむく顔に影が差した。

　大学時代はウオーミングアップをサボっても軽々と完封勝ちした。手を抜いて勝てた経験がある床田は、努力しても負ける苦しさを味わっていた。「勝てないし、長い回を投げられないし…。しんどかった」。だから自身...

　勝てない。先制され、中押しされ、ダメ押しされて勝負あり。今季２度目の４連敗。今季最短の３回で降板した野村は「先発の役割を果たせずチームに申し訳ない」と広報にコメントを託し、球場を後にした。