守りでミスが目立ち締まりを欠いた。

　◇阪神―広島９回戦（４勝４敗１分け、18時01分、京セラドーム大阪、４９７２人）

　森下が歴史のドアをこじ開けた。広島の新人では１９６２年の池田英俊以来となる無四球完封勝利。「ゼロで最後まで投げ切ることができて、いい経験になった」。１２７球の熱投で４勝目をつかみ、平然と受け答えする...

　広島打線が藤浪を攻略した。

　佐々岡監督はプロ初完封の森下を「言うことなし」と大絶賛した。

　広島・坂倉（森下と２度目のバッテリーを組み、完封勝利をアシスト）「持ち味を考えたときに、切れのある球が一番いい球だと思った。（試合前から）それを主体にしていこうと話していた」

　◇広島―中日12回戦（広島６勝５敗１分け、18時00分、マツダスタジアム、５０００人）

　ジョンソンが勝てない。六回途中４失点で４敗目を喫し、今季７試合に登板していまだ勝ち星なし。球団の外国人では最多となる通算５７勝を更新できない現状に、コメントを残すことなく引き揚げた。

　打線は中日先発の柳に八回途中まで４安打。２試合連続となる１得点の貧打で敗れた。

　１軍に再昇格した中田が九回に登板し、三者凡退に抑えた。「結果を出すこと、ゼロに抑えることを意識した」と喜んだ。