◇広島―阪神７回戦（３勝３敗１分け、18時00分、マツダスタジアム、４９７７人）

　２週間前、大瀬良は横浜スタジアムを走っていた。コンディション不良で降板した翌日のことだった。首脳陣から３軍調整の提案もあったが、「若い投手とコミュニケーションを取って頑張ってほしい思いがあった。わが...

　代打坂倉のバットから決勝点は生まれた。

　大瀬良の後を継いだ塹江とフランスアが無失点で抑え、今季４１試合目で初の１点差勝利を挙げた。佐々岡監督は「重圧のある中で抑えたのは自信にしてほしい。一つの形になって流れが変わっていけば」とほっとした表...

　広島・長野（一回、左中間へ先制の３号ソロ）「打ったのはスライダー。風に乗ってくれました」

　◇広島―阪神６回戦（阪神３勝２敗１分け、18時00分、マツダスタジアム、４９９１人）

　お立ち台での震える声が初々しさに拍車をかけた。「試合前も試合中も今も、まだ自分がマツダスタジアムで試合してこの場に立っていることが考えられなくて」。高卒２年目の羽月が「２番・二塁」で１軍デビューを飾...

　森下が打線の援護に恵まれ、３勝目を手にした。６回を投げ、自己ワーストの４失点（自責３）。「反省点は多いけど、チームが勝ったのは良かった」と控えめに喜んだ。

　今季初めて４番で先発した松山が、３安打４打点と、休養で欠場した鈴木の代役を果たした。

　広島・長野（六回２死満塁、代打で出場し中前へ２点打）「打ったのは直球。思い切っていった。走者をかえすことができて良かった」