その起用に、首脳陣の迷いはなかった。オーダー表に書き込まれた「３番・堂林」。佐々岡監督は言う。「ピレラの状態が悪い。意見は一致した」。ピレラを６番に下げ、その一手は大当たり。二塁打３本を含む４安打３...

　大瀬良はヤクルト打線を６回２失点に抑え、連敗を３で止めた。「（連敗ストップの）役割を果たそうとマウンドに臨んだ。今日の勝ちはチームにとって大きい」と力を込めた。

　松山が今季１号となる３ランを放った。六回無死一、二塁で迎えた第４打席。風張の投じた高めの球を完璧に捉えた。打球は右翼席に飛び込んだ。「しっかりと上からたたくことができた」とうなずいた。

　広島・菊池（三回、３号ソロを右翼席に運ぶ）「打ったのは直球。良い方向に打てて良かった。入ったのはたまたまです」

　◇広島―巨人６回戦（巨人４勝１敗１分け、18時00分、マツダスタジアム、４９８７人）

　最後にピレラが二邪飛に倒れると、広島の選手たちはうつむきがちにベンチ裏へ下がった。観客が入ったマツダスタジアムでの３連戦、一度もファンの前で勝利のあいさつができなかった。２０１１年８月以来の本拠地で...

　今季初先発の薮田は、３回３失点とピリッとしなかった。「目の前の一人一人を抑える気持ちで投げたが、初回の入りでミスをした」と肩を落とした。

　堂林が３点を追う四回、反撃の２ランを放った。２死二塁で巨人先発メルセデスの低めのスライダーをすくい上げると、打球は右中間席へ。「カウントを取りにきた球を積極的に振ることができた。自分のスイングができ...

　広島・菊池（２―７の七回無死二、三塁で中越え２点二塁打）「打ったのはストレート。得点圏でチャンスだったので大胆に積極的に打ちにいった」

　◇広島―巨人５回戦（巨人３勝１敗１分け、18時00分、マツダスタジアム、５０００人）