もどかしい。みすみす勝機を逃したうっぷんが募る。３８分間の降雨中断もあった荒れた天候の中、守備でも攻撃でも粗いプレーが散見。今季最多の３失策にバント失敗が二つでは、白星は自然と遠のいた。

　５番松山が三回、一時は勝ち越しとなる適時二塁打を放った。コンディション不良から１軍昇格後、３試合連続安打。好調ぶりを印象づけた。

　三回、西川が２試合連続となるタイムリーを左前に運んだ。

　◇中日―広島３回戦（広島２勝１敗、14時00分、ナゴヤドーム）

　黄金ルーキーが舞い立った。初勝利を初完封で飾る偉業をあとアウト二つで逃し、初完投も泡と消えても、その輝きは変わらない。「こんな終わり方だけど、勝ててほっとしている」。記念のウイニングボールを手に、森...

　絶好調の堂林が２号２ラン。五回１死一塁、内角の変化球に対し、腕をたたんで打ち、バックスクリーン右へ運んだ。「（中堅から右への打球は）バロメーター。フルカウントだったので、何とか当ててつなげようと思っ...

　攻撃陣は今季２度目の２桁得点となる10点を挙げ、森下を援護した。

　広島・田中（二回、先制の中前打）「先制点がほしかったので、何とかしたいという気持ちで打席に入った。打ったのはスライダー。チャンスでうまく対応することができた」

　◇中日―広島２回戦（１勝１敗、14時00分、ナゴヤドーム）

　試合後の佐々岡監督の口調はいつになく厳しかった。その矛先は、２回３失点で降板した床田に向けられた。「先発なら中６日空く。その自覚と責任を持たないといけないのに、そういう姿が見えない」とぴしゃり。期待...