２番手の塹江は冷静さが光って八回を無失点。「今（試合で）出せていることを続けていくことが大事」と唇を結んだ。

　広島・菊池保（九回に登板。２月22日のオープン戦以来５試合ぶりの三者凡退）「変化球でカウントを取れ、内容は良かった。３人で抑えると（打線も）リズムに乗れる。そういう試合を続けていきたい」

　広島―ソフトバンク３回戦（ソフトバンク２勝１分け、14時00分、マツダスタジアム）

　安定した投球を続けてきた新人森下にとって、初めての苦いマウンドとなった。初めて本塁打を浴びるなど４回７安打５失点。95球を要し、予定の５回を投げ切れなかった。「（打者への）入りが悪く、変化球をうまく...

　打線が１安打に終わり、オープン戦初の零封負けを喫した。

　藤井皓が１回を無失点に抑え、オープン戦３試合で防御率０・00。「結果を出すことだけ考えてやっている」とアピールを続けている。

　20日が開幕なら不安でならない。オープン戦は２分けを挟んで４連敗でフィニッシュ。先発ローテーションと勝ちパターンは固まらない。好調だった打線も尻すぼみ。４月10日以降に延びた開幕戦に向け、仕切り直し...

　広島・塹江（１回を投げ、最速１５４キロをマークするなど３試合ぶりの無失点）「ここ２試合はきれいに抑えようとしがちだったので、いつもより腕を振ることを意識した。直球で二つ三振を取れたことは良かった」

　ソフトバンク―広島２回戦（ソフトバンク１勝１分け、13時00分、ペイペイドーム）

　５回２失点でも、不調の床田には吹っ切れた登板となった。「真っすぐも走っていて、キャンプが明けてからでは一番いいピッチングだった」。内容に手応えを感じた左腕に、開幕ローテーション入りが再び見えてきた。