代打で出場した鈴木が豪快な一振りで結果を出した。

　劣勢の展開を同点に引き戻したのは、坂倉だった。

　坂倉には日課がある。マスクをかぶった試合後、配球チャートを手に映像を見返しながら反省をノートにつづる。「（投手や相手打者の特長を）分かっていないと人にも言えないですから」。グラウンドを離れた後もこつ...

　広島・安部（二回に特大の右越え本塁打を放ち）「バッティングカウントでは常に積極的にいこうと思っている。飛びましたね。ファンがいないから、（観客席に当たる）音も響いた。甘い球を逃さず打ててよかった」

　ソフトバンク―広島１回戦（ソフトバンク１勝、18時00分、ペイペイドーム）

　ピレラが鋭い打撃で存在感を高めている。オープン戦初となる３安打で、ここ３試合は９打数６安打と好調。「自分の中で何かがしっくりとはまり始め、ボールを見極められるようになった」。重厚な打線を完成させるた...

　先発大瀬良は結果よりも内容を求めた。５回を６安打、４失点に「いろいろと新しいことを試すことができた」と淡々と振り返った。

　中継ぎに転向した岡田が振るわない。六回から２番手で投げ、１回０／３を４失点。オープン戦で登板した４試合全てで四球を与えている。「変化球をもっと投げ切れるようにしないと」と反省した。

　昨夏、大瀬良から肩透かしを食らったことがある。先発する日の予報は雨。その前日に心構えを聞いた。「どっちに転んでもいいように準備します」。７月26日のヤクルト戦（神宮）。天気は持ちこたえ、６回２失点。...

　広島・野間（１番で先発し、２安打）「いい形で入れた。１番が初めてだったので何とかいいものを出したかった」