松山が勝負強い。２本の適時長短打を放ち、今季最長に並ぶ５試合連続打点をマークした。

　５カ月半ぶりに１軍に昇格したヘルウェグが八回２死三塁で登板。代打バレンティンの内角をえぐってピンチを切り抜けた。「自分の仕事をできてすごく満足している」と中継ぎ枠入りへアピールした。

　広島・メヒア（代打で出場。初球の直球を捉え、右翼席へ８月２９日以来の７号ソロ）「初球から捕まえることができた。もちろんスタメンで出たい」

　◇広島―ヤクルト24回戦（広島13勝11敗、18時00分、マツダスタジアム、３２３９２人）

　「ブルペンデー」は不発に終わった。３年ぶりに先発した塹江を手始めに中田、レグナルトが五回までに８失点。打線が終盤に猛反撃を見せただけに、１点でも防いでいればと、もどかしさが募る。

　２年目右腕のケムナがプロ初登板。１回を無失点に抑え、「緊張したけど、結果的にゼロだったので良かった」と初々しかった。

　０―８からの反撃はあと一歩及ばず、エルドレッドさんの引退セレモニーを勝利で飾れなかった。

　広島・坂倉（六回２死一、二塁から代打で登場し左前適時打）「打ったのは直球。コースに逆らわずしっかり捉えることができた」

　◇巨人―広島25回戦最終戦（広島14勝10敗１分け、14時00分、東京ドーム、４６３５１人）

　まさに総力戦だった。両チームとも、残った野手は１人ずつ。ヒーローインタビューに呼ばれたのは延長十回に二塁打を放ち、決勝のホームを踏んだ野間だった。自ら「棚ぼたです」と語ったように、マイクを通して「み...