◇広島―中日21回戦（広島13勝８敗、18時00分、マツダスタジアム、３１３６９人）

　久しぶりに見る大瀬良らしい快投だった。直球が走り、８回無失点で８月１６日以来４試合ぶりの１１勝目。「過去がどうこうより、大事な７連戦の頭を取れたのがうれしい」。背番号１４がマウンドで仁王立ちした。

　西川が先制弾と美技で大瀬良を援護した。

　小園が、梅津とのルーキー対決で価値ある一発を放った。

　広島・佐々岡投手コーチ（大瀬良の好投に）「よく頑張ってくれた。きょうは最初から直球に強さがあった」

　◇広島―阪神24回戦（12勝12敗、13時30分、マツダスタジアム、３１８４３人）

　試合後のベンチ裏は盛り上がっていた。誰もが「きょうはチョーさんでしょう」と叫ぶ。促されて上がった移籍後初のお立ち台で「遅くなって申し訳ない気持ちしかないです」。長野が今季１３２試合目のヒーローである...

　中４日で先発したジョンソンが６回無失点と奮投。チーム単独トップの11勝目を挙げた。

　自己最多の50試合目のマウンドに立った菊池保が七回を無失点に抑えた。「最初から目標にしていた数字。なんとかクリアできた」と笑顔で汗を拭った。

　広島・佐々岡投手コーチ（６回で降板させたジョンソンについて）「試合をつくってくれた。言うことなし。中４日でデーゲームで暑かったので割り切って早めに代えた」