<24>ひげの応援団長
▽施設の子らへ 球場超え響いた 人生の応援歌
球場全体が、ほぼカープの応援一色となる広島市民球場。その独特な光景を象徴するのが、「カープ三塁側私設応援団」(倉田光晴団長)の存在であろう。敵陣である三塁側に応援団を持つのは、12球団でカープただ一つ。そして、その応援風景を定着させたのが、「ひげの応援団長」の愛称で知られた上田倉男さん(1995年、60歳で死去)である。「あれほど、多くの人を応援した人もいないでしょう」。団員がそう口をそろえるほど、カープ、そして人々への愛で満ちあふれた人生。その生涯は、さながら応援歌のようであった。
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