佐々岡監督の愛のムチ 床田への期待の裏返し
2020/10/6 8:32
佐々岡監督の愛のムチが再び―。矛先は、2日のヤクルト戦(神宮)で先発した床田に向けられた。
6回3失点の勝ち投手に対しては異例とも言える厳しい言葉が口をついた。「入りの悪さは相変わらず。打線に助けられて勝てた。初回に(打線が)点を取ってくれた後、ゼロでいければうちのペースになるところ。最後に150キロも出せるんだし、楽に投げているようにしか見えん」と一気にまくし立てた。
それもこれも、期待の裏返し。2軍コーチ時代にも指導して期待をかけている分、ついつい辛口になるようだ。当の本人も恐縮しきり。「自分の勝ち負け(3勝6敗)は借金がある。早く取り返せるように必死でやりたい」と汚名返上を誓った。(友岡真彦)
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