田中法に永川コーチから「愛のむち」
2020/10/9 9:19
4日のウエスタン・リーグ阪神戦後、2軍の守護神の田中法が由宇球場の外周を走っていた。捕ゴロの際の打球処理を誤り、永川2軍投手コーチから「愛のむち」を入れられたのだった。
場面は3―3の九回無死一塁。相手のバントが捕手の持丸の前に球が転がった。田中法は「キャッチャー」と声を掛けずに自ら捕りにいき、持丸の捕球を妨げた。動きが鈍った持丸の一塁送球は大きくそれ、ピンチは拡大。その後に3安打され、4点を失った。
永川コーチは「この4点は消えない。次、また頑張って」とエールも忘れなかった。その裏、打線が5点を奪い逆転サヨナラ勝ち。付くはずだった黒星は、今季初の白星に変わった。田中法にとって、苦く特別な1勝となった。(八百村耕平)
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