「森下、残り試合の先発ない」佐々岡監督明言 本人の意志尊重
2020/11/7 18:41
広島の佐々岡監督が7日、森下を残り試合で先発させないことを明かした。「新人であそこまで投げて、相当疲労がたまったと思う。本人の意思を尊重した」と説明。防御率1・91は現在リーグ2位で、最優秀防御率のタイトルは逃す公算が高くなった。
この日、佐々岡監督が本人と話し合って決めた。防御率1位になるには、6回1/3を自責点0で投げる必要があり、逆転は難しいと判断した。リーグ史上6人目となる「新人投手で防御率1点台」という記録も懸かる。「何年目かの選手なら挑戦することもあり得るが、今季は1年目の1点台にこだわろうという話をした」と明かした。新人王争いは勝利数、防御率ともに戸郷(巨人)をリードしている。
森下は今季、18試合で122回2/3を投げ、10勝3敗、2完投。今後も登録は抹消せず、タイトルを争う1位の大野雄(中日)が防御率を落とした場合に備え、ブルペンで待機する。(八百村耕平)
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