【カープ70周年 70人の証言】<7>1956年 宗近守平さん(84)
2020/12/6 22:41
▽働きもせんと、ようけもらってと嫌み
1956年、開幕から低迷するカープで孤軍奮闘したのが身長167センチの小さな大投手、長谷川良平である。この年、チーム45勝のうち、一人で22勝を稼いだ。その右腕に、すぐそばで羨望(せんぼう)のまなざしを向ける投手がいた。「細かったけど、全身がばねのような感じ。野球の神様のようなもんで、話すだけでも大変」。同じ167センチの2年目左腕にとって、エースの勇姿は憧れそのものだった。
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