【森下 新人王への軌跡】<3>ぶれない心 黒星の後は3戦3勝
2020/12/20 23:02
森下は負ければ人一倍悔しがる。プロ初黒星を喫した7月9日のDeNA戦(マツダ)。試合後、ケムナは大州寮の食堂で箸が進まず眉間にしわを寄せる姿が目に留まった。「ずっと舌打ちをして本気で怒っていた。言い訳はしない。負けず嫌いでプロっぽいなと思った」。新人右腕は、悔しさを力に変えるぶれない心を持っていた。
3戦3勝。森下が黒星を喫した次の試合の成績である。規定投球回に達したセ・リーグ6投手で唯一、2試合連続の敗戦はなし。開幕投手から13連勝のプロ野球記録を達成した菅野(巨人)や沢村賞の大野雄(中日)でも果たせなかった。気持ちの切り替えや技術的な修正…。1年間通して調子の波を保つのは容易ではないだけに、森下のたくましさが際立つ。
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