森下、2021年の誓い 「1勝でも多く。プラス思考でレベルアップを」
広島の森下暢仁投手が、さらなる飛躍を目指して2年目のシーズンに臨む。開幕投手、2年連続の2桁勝利、そして東京五輪…。2021年の抱負を聞いた。(川手寿志)
「直球のスピンが素晴らしい」「かわいい顔して、かっこいい」 監督・選手、森下を語る
◆目指す数字
―1年目はすばらしい成績でした。今季、果たしたい役割や目指す数字はありますか。
同じような働きをして1年目より2年目の方がプラスになるようにしたい。今年も2桁勝って防御率も昨年に近い数字を残したい。先発ローテーションを守って規定投球回にいきたい。
―こだわりたい数字は何ですか。
勝ち数です。勝つということは試合をつくっていますし、規定投球回にも近づくのかなと思う。1勝でも多くできればいい。自分が11勝できれば昨年を上回る成績を残せたと思います。
―そのために何をレベルアップしますか。
直球、変化球、制球、勝負どころでの球。もう一つレベルアップしたい。今までやってきたことを継続して、何か一つプラスしてやっていきたい。新しい球種はそんなに考えていない。今投げている球をどうやってコントロールしていくか。精度を上げたい。
―「二年目のジンクス」に挑みます。
今年、自分がしっかり結果を残すと、みなさんが思ってくださっていたら、自分も結果が出るようになると思う。プラスな考えで入っていきたい。
―新人王を取った野村祐輔、大瀬良大地両投手らからオフの過ごし方について聞きましたか。
自分からしっかり聞いた。やらないといけないということはカープのみなさんが考えていると思う。自分自身も油断していられないなという気持ちです。
◆終盤の快投
―ピンチに強い投球が印象的でした。
自分自身でも想像以上だった。ピンチになると思いっきり投げた。(ストライク)ゾーンに投げることをイメージして腕を振った。コースは気にしていない。強い球を投げるという意識だった。点を取られたくないし、しっかり守ってくれているので、自分の球をしっかり投げようと思った。
―シーズン終盤は特に快投の連続でした。良くなった点は何ですか。
自分の中で指の掛かりや腕の振りの感覚をつかみました。
―一番成長したと思うことはありますか。
自信を持ってカーブもチェンジアップも投げられるようになった。大学時代は緩い球を投げると打たれるという勝手なイメージがあった。緩い球を使えたというのは自信になった。
―きっかけは。
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