カープ

【カープ70周年 70人の証言】<62>2011年 永田利則さん(59)

2021/2/3 22:56
永田利則さん

永田利則さん

 ▽送球難の丸 毎日のように遠投させた

 本拠地移転から3年目の2011年、カープの守備陣は落ち着きを見せ始める。旧広島市民球場から両翼が約10メートル広がり、内外野総天然芝となったマツダスタジアムでのチーム失策数は40。09年の50、10年の45から着実に減らした。2年ぶりに2軍から1軍へ戻った守備・走塁コーチは「(新球場が)できた時は守る選手が大変じゃと思った。ようやく対応力がついてきた」と振り返る。

 外野担当コーチが最も気をもんだのは、デーゲーム終盤の日差し。夕方になると真正面から西日を受け、しばしば飛球を見失う。「サングラスをしなければ打球が見えない。若い選手にも使うように言った。帽子のつばを長くできんかなあ、という話もしたな」

 オープン球場は風も悩ましい。右翼線や左翼線の飛球は、風向きに関係なく、ファウルゾーンから戻ってくることがある。左右非対称の形状は、クッションボールも癖がある。「左翼は要注意。砂かぶり席の網目に指を取られてけがをしないようにしなければならない。ポール際には打球が当たっても跳ね返らず、フェンス沿いに転がっていく場所がある」。何度もノックで確かめた。
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  • 右中間への大飛球をフェンスにぶつかりながら好捕した丸(2011年5月3日)
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