カープ

コイ党始動、心で声援 地元開幕、球場・周辺店を赤く染め

2021/3/26 23:20
一回、西川選手(手前)の本塁打に盛り上がるスタンドのファン(撮影・河合佑樹)

一回、西川選手(手前)の本塁打に盛り上がるスタンドのファン(撮影・河合佑樹)

 3年ぶりにリーグ制覇を―。広島東洋カープの今季の戦いが始まった26日、本拠地マツダスタジアム(広島市南区)にファンの熱い思いが広がった。新型コロナウイルス禍で観客数や応援スタイルに制約はあるものの、手拍子などでナインを後押し。球場周辺の店でも感染予防に気を配り、声援を送った。白星発進とはならなかったが、今後の躍進に期待を込めた。

 無観客だった昨年とは異なり、ファンもそろって迎えた開幕戦。定員の50%となる約1万6500人が集まったスタンドは、席に一定の間隔がありながらも赤く染まった。一回、西川龍馬選手の本塁打で先制すると、マスク姿のファンは立ち上がり、喜びを分かち合った。

 「声を出すのを我慢するしかない。代わりに試合の動きをメールで友達に速報し、興奮を共有する」と尾道市の会社員村上忍さん(53)。球場内で応援歌は歌えず、ジェット風船も禁止される中、ファンは思い思いの形で観戦を楽しんだ。

 球場近くに今月開業した「津田恒美メモリアルカフェ」。球春の到来を待ちわびた市民が集い、距離を保ちながら大型テレビの前に陣取った。二回に菊池涼介選手のタイムリーで2点を追加すると「エアハイタッチ」。東区の無職池田豊さん(67)は「今季の打線は違う」と顔をほころばせた。

 球場周辺には試合前からユニホーム姿のファンが集まった。「日本一を見たのは中学生の時。長く待たされている」と中区の看護師新本明夫さん(50)。「今年こそ『旨酒』を」「バリ勝って」。JR広島駅(南区)には応援ボードが初めて設置され、ファンは熱いメッセージをしたためた。

 試合は序盤のリードを守れず、6―7で惜しくも敗戦。それでも、ファンは前を向く。スタンドで応援した三原市のパート金光幸美さん(47)は「シーズンは始まったばかり。今季のカープを信じている」。(城戸昭夫、山崎雄一)


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