カープ

玉村、光る制球力 初勝利はお預け

2021/6/10 21:25
【ソフトバンク―広島】四回を三者凡退に抑え、拳を握る玉村

【ソフトバンク―広島】四回を三者凡退に抑え、拳を握る玉村

【ソフトバンク1―1広島】(10日、ペイペイドーム)

 4試合目で初の自責0。プロ入り一番の投球だった。広島東洋カープの2年目左腕、玉村昇悟は6回を投げ無失点。昨季の覇者ソフトバンク相手に堂々たる投球を見せた。

 コースを突く制球力が光った。許したのは3安打1四球だけで6奪三振。六回2死一塁で迎えた4番柳田との勝負に、その真価を発揮した。3球連続でボールを投げた後、2球連続スライダーで外角を攻めてフルカウントに。6球目、坂倉将吾が構えた外角低めぎりぎりのミットめがけ、145キロを思い切り投げ込み、見逃し三振に仕留めた。

 3敗目を喫した前回5月29日のロッテ戦は、5回3失点で5四死球。コースを狙いすぎて四球を与えたことを悔やみ、2軍での調整を経て持ち前の制球力が生きるように立て直した。

 1―0の八回にセットアッパーの塹江敦哉が同点に追いつかれたため、初勝利はお預け。佐々岡監督は「期待していた中で、リズム良くストライク先行しているし、攻めるところは攻めていた。勝たせてやりたかったけど、自信になると思うし次につながると思う。成長しているなと感じた」と評価。試合前までの交流戦防御率が12球団ワーストの5・81。投手陣が粘れない試合が続く中で、20歳の左腕が希望の光となった。

 九回には栗林良吏が登板。先頭の四球などで2死二、三塁のピンチを招いたものの、柳町をフォークボールで空振り三振に打ち取った。開幕からの連続試合無失点記録を22に伸ばし、2013年の河内貴哉の持つ球団記録を更新した。


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