カープ

玉村、本拠地初勝利 まぶしい笑顔とプロの壁

2021/7/6 8:41

 2日の阪神戦で本拠地初勝利を挙げた玉村のヒーローインタビュー。「うれしいです」と見せた笑顔が、まぶしく映った。プロの壁に、ぼうぜんとする姿を見たことがあるからだ。

 公式戦デビューした昨年11月1日のウエスタン・リーグ中日戦。ストライクを意識するあまり腕の振りが小さくなり、甘い球を捉えられた。1死も取れずに6連打で4失点。「恥ずかしいし、悔しい。このままでは周りの信頼もなくす」。大きな屈辱だった。

 当時の水本2軍監督はこうフォローした。「いつか、笑い話になったら最高じゃないか」。玉村は「慎重なだけでは駄目。時には大胆さも必要」と覚悟を決めた。そこから、先発ローテーションの一員になるまで1年もかからなかった。苦い思い出は、思ったより早く笑い話に変えられたようだ。(八百村耕平)


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