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呉市豊浜町(豊島)で漁業を始めて6年になる折出満さん(43)は5月12日、今シーズン最後のヒジキ刈りをした。50日間かけて刈り採り、天日で素干ししたヒジキは1トン余り。昨年の半分、よく採れた3年前の...
ヒジキは海岸近くの岩場に生えている。干潮時には群生がのぞいており、割に簡単に採れるものと思っていた。安芸灘とびしま海道の豊島(呉市豊浜町)周辺で実際のヒジキ漁を見て、そのハードさに驚いた。
「白い砂浜に黒いじゅうたん」という見出しの記事を、大田支局にいた30年余り前に書いたことがある。春の浜辺の風物詩だった板ワカメの天日干しである。島根の漁業関係者たちに尋ねたら「今はもうやってないやろ...
小船から身を乗り出し、箱めがねをのぞきながら棒の先の鎌で海藻を刈っていく。「かなぎ」と呼ばれる天然ワカメ漁が大田市沖で本格的に復活して7年になる。
私たちの祖先は古くからいろんな海藻を食べていた。和布とも書くワカメもその一つ。8世紀編さんの出雲国風土記は島根半島の海岸各地の産物として記している。
ふ化半月後のトラフグ仔魚(しぎょ)は半透明で5ミリ前後だった。60万尾入っている水槽が2基。山口市秋穂東の山口県栽培漁業公社は国内最大級のトラフグ種苗生産場である。
午前3時20分、フグ専門卸売市場である下関市彦島の南風泊(はえどまり)市場のベルが鳴る。2月下旬なのに半袖の競り人が「どーがえーが」と声を張り上げた。黒い筒状の袋の中で競り人の指を仲買人(仲卸)が握...
越ケ浜漁港は萩市街の北にある。黄海のトラフグ漁全盛期の1970年代、50トン級のフグはえ縄漁船100隻は縦並びでないと港に入れなかった。当時の越ケ浜漁協の水揚げは年70億円近く。その後の合併で山口県...
黄海の漁が振るわなくなると、周南市粭島(すくもじま)の漁師たちは内海向きの小型船に乗り換えた。1980年代後半、50隻余りが周防灘や伊予灘でトラフグを追い、瀬戸内海全体の漁獲量も年間千トン前後あった...
周南市中心部から車で南へ30分。半島突端の短い橋を渡るとフグ漁発祥の地と呼ばれる粭島(すくもじま)に着く。トラフグにかみ切られないよう釣り針の根元に針金を使うはえ縄漁具がこの島で明治時代に考案された...
呉市豊浜町(豊島)で漁業を始めて6年になる折出満さん(43)は5月12日、今シーズン最後のヒジキ刈りをした。50日間かけて刈り採り、天日で素干ししたヒジキは1トン余り。昨年の半分、よく採れた3年前の...
ヒジキは海岸近くの岩場に生えている。干潮時には群生がのぞいており、割に簡単に採れるものと思っていた。安芸灘とびしま海道の豊島(呉市豊浜町)周辺で実際のヒジキ漁を見て、そのハードさに驚いた。
「白い砂浜に黒いじゅうたん」という見出しの記事を、大田支局にいた30年余り前に書いたことがある。春の浜辺の風物詩だった板ワカメの天日干しである。島根の漁業関係者たちに尋ねたら「今はもうやってないやろ...
小船から身を乗り出し、箱めがねをのぞきながら棒の先の鎌で海藻を刈っていく。「かなぎ」と呼ばれる天然ワカメ漁が大田市沖で本格的に復活して7年になる。
私たちの祖先は古くからいろんな海藻を食べていた。和布とも書くワカメもその一つ。8世紀編さんの出雲国風土記は島根半島の海岸各地の産物として記している。
ふ化半月後のトラフグ仔魚(しぎょ)は半透明で5ミリ前後だった。60万尾入っている水槽が2基。山口市秋穂東の山口県栽培漁業公社は国内最大級のトラフグ種苗生産場である。
午前3時20分、フグ専門卸売市場である下関市彦島の南風泊(はえどまり)市場のベルが鳴る。2月下旬なのに半袖の競り人が「どーがえーが」と声を張り上げた。黒い筒状の袋の中で競り人の指を仲買人(仲卸)が握...
越ケ浜漁港は萩市街の北にある。黄海のトラフグ漁全盛期の1970年代、50トン級のフグはえ縄漁船100隻は縦並びでないと港に入れなかった。当時の越ケ浜漁協の水揚げは年70億円近く。その後の合併で山口県...
黄海の漁が振るわなくなると、周南市粭島(すくもじま)の漁師たちは内海向きの小型船に乗り換えた。1980年代後半、50隻余りが周防灘や伊予灘でトラフグを追い、瀬戸内海全体の漁獲量も年間千トン前後あった...
周南市中心部から車で南へ30分。半島突端の短い橋を渡るとフグ漁発祥の地と呼ばれる粭島(すくもじま)に着く。トラフグにかみ切られないよう釣り針の根元に針金を使うはえ縄漁具がこの島で明治時代に考案された...