生きて

生きて 茶道上田宗箇流16代家元 上田宗冏さん(1945年〜)

  • <15> これから おもてなし 味わい深く (9/18)

     2019年は江戸時代に上田家が仕えた旧広島藩主浅野氏の広島入りから400年の節目だった 原爆で江戸期の広島の文化は残っていないとの思い込みが地元でも長く支配的だった。だが19年の広島県立美術館(広島...

  • <14> 栄久庵さん 文化復興の一翼を共に (9/17)

     1982年、卓上しょうゆ瓶などの作品で知られる工業デザイナーの栄久庵(えくあん)憲司さん(2015年に85歳で死去)と出会う 82年、広島県立美術館(広島市中区)は歴史企画展「上田宗箇ゆかりの名品展...

  • <13> 国際交流 ヒロシマとともに歩む (9/16)

     広島市は1983年にドイツ・ハノーバー市、86年に中国・重慶市とそれぞれ姉妹都市提携を結ぶ 重慶市であった調印式に呼ばれ、両市長にお茶を振る舞った。大ホールの壇上でお点前を披露し、その様子は地元のテ...

  • <12> 古文書発見 文政年間の稽古に回帰 (9/15)

     1997年、和風堂(広島市西区)の蔵で古文書が見つかった。99年に広島市教委が調査を始め、後に「宗(そう)箇(こ)様(さま)御聞書(おききがき)」と名付けられた。 これは大発見だった。上田宗箇の茶風...

  • <11> 宗篁若宗匠 帰郷した跡継ぎに期待 (9/14)

     1993年、広島工業大付属中(現広島なぎさ中)3年で14歳の長男重安さんを次の家元に定め、広島市西区の和風堂で元服式を開く ただ茶の湯を継承するだけでは純然とした「茶家」になってしまうという思いがあ...

  • <10> へうげもの 漫画が広めた宗箇の顔 (9/11)

     「はにゃあ」「ギムッ」…。珍妙な擬音語で茶道具の美を表現する異色の歴史漫画「へうげもの」。武将茶人古田織部を主人公に、講談社の漫画雑誌「モーニング」で2005〜17年に連載された 織部の弟子として上...

  • <9> 老師との出会い 参禅 宗冏の名を授かる (9/10)

     40代になり、岡山市中区にある臨済宗妙心寺派曹源寺の住職、原田正道老師の元に通うようになる 37歳で和風堂を再建し、39歳の時には広島青年会議所(JC)の理事長になった。そしてJC全国大会の広島開催...

  • <8> 三つの展覧会 華やかな武家茶伝える (9/9)

     流祖上田宗箇の没後350年に当たる2000年、広島県立美術館(広島市中区)は「秀吉・織部と上田宗箇展」を開催する 県立美術館が企画する巡回展として大阪と東京にも出展するなど、村上勇学芸課長(当時)を...

  • <7> 和風堂復元 絵図を基に江戸期の美 (9/8)

     1979年、江戸時代は広島城内にあった上田家上屋敷の茶寮を広島市西区古江の現和風堂敷地内に復元する事業に着手する 復元前に古江にあった屋敷は原爆の被害こそ免れたが、近代以降の造りで江戸時代の歴史は感...

  • <6> 銀行員から転身 覚悟を決め養子入り (9/7)

     慶応大を卒業後の1968年、広島銀行に入行する マツダと迷ったけど、母の体調が心配だったので転勤の少なそうな広銀を選んだ。八丁堀支店の外交員として愛車のヤマハ・メイト70にまたがって泥だらけ、汗まみ...