生きて

<3> 能との出会い 非日常の世界に心躍る

生きて 能楽師 大島政允さん(1942年〜)2015/3/13 9:45
家元修業に向かう列車を福山駅で待つ政允さん(手前左端)。久見叔父の弟子も激励に駆け付けた

家元修業に向かう列車を福山駅で待つ政允さん(手前左端)。久見叔父の弟子も激励に駆け付けた

 福山市での公演で子方(子役)を務めるのを機に、11歳で叔父である大島家3代目久見氏の芸養子になった

 おふくろは「行かせたくない」と寂しがったらしい。でも「もう決まったことなんだ」とおやじが説得し、僕は福山市の霞小に転校した。親と離れて寂しいとかは、あまり感じなかったな。春休みには、久見叔父にくっついて、東京の家元の稽古や大阪の公演に連れていってもらったし。舞台前にはいろんな人が出入りして騒がしくなる。普通の家庭にはない、非日常の光景にわくわくもしていた。
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