議会watch

一般質問 27日の詳報

広島県議会2019/6/28 9:47

 ●核軍縮への取り組み

 【田川寿一氏(公明党議員団、広島市西区)】

 2020年の東京五輪・パラリンピックには、外国から多くの要人や客が来日する。核兵器のない世界へ広島県として力強いアピールを発信し、被爆地・広島の訪問を訴えてはどうか。

 湯崎英彦知事 世界の注目が日本に集まる。さまざまなイベントを広島で集中開催し、核兵器廃絶へ力強いメッセージを発信したい。全ての国連加盟国の首脳には、この機会に広島を訪問し、被爆の実相への理解を深めるよう要請する。

 米国のオバマ前大統領の歴史的な広島訪問の後、核廃絶の国際的な機運が高まった。ただ2020年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けた情勢は、核兵器国と非核兵器国の対立などで極めて厳しい。核兵器のない平和な国際社会の実現に、具体的に貢献できるよう取り組む。

 ●児童虐待対策

 【石橋林太郎氏(自民議連、安佐南区)】

 児童虐待を受けた3人に1人が、自分が保護者となった時に虐待をした、という専門家の研究結果がある。虐待をゼロにするためには、加害者となる保護者への支援も必要と考える。対策の現状と、今後について聞かせてほしい。

 湯崎知事 虐待をした保護者の背景には、虐待された経験や経済的困窮などの課題が潜み、支援は欠かせない。県内3カ所のこども家庭センターで、保護者の支援プログラムを実践している。例えば児童精神科医が子どもへの関わり方を指導する訓練や、児童心理司による親子の相互交流を深める心理療法などがある。

 保護者が求める経済的支援や福祉サービスの把握と提供も不可欠だ。切れ目のない見守り態勢を市町などと整え、子どもの安心安全を最優先に対策を強める。

 ●広島叡智(えいち)学園の課題

 【窪田泰久氏(自民議連、南区)】

 4月に広島叡智学園がスタートした。多様性を育む学校として、3年後に高校で受け入れる外国人留学生の誘致は学校の成否を左右する。高い英語力と指導力のある指導者をどう確保するかも鍵だ。手応えと将来展望をうかがう。

 平川理恵教育長 生徒は熱心に学習活動に取り組み、将来のリーダーとなる可能性を強く感じる。一方で、国際バカロレアの学習に対応できる高い思考力や探求型の学力を有する外国人留学生の確保、英語で国際バカロレアの指導が可能な外国人教員の確保は大きな課題と認識している。

 引き続き外部とのネットワーク構築などにより、外国人留学生、外国人教員の確保に努める。生徒の状況や意向を丁寧に確認しながら、一人一人の将来の希望に沿った対応をしていく。

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