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「信号ない横断歩道 止まらぬ車」に反響 危険な体験談相次ぐ

2019/8/8 23:20

 信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしているときに、止まらない車が多い実態を「こちら編集局です」で取り上げたところ、8日までに30人の読者が無料通信アプリLINE(ライン)で編集局に意見を投稿した。危険な体験をつづり、取り締まりの強化を望む声があった一方、ドライバー側の悩みも寄せられた。歩行者が挙手などで意思表示するよう求める声も届いた。

 「信号機のない横断歩道を渡っていると、猛スピードの車にクラクションを鳴らされてひかれそうになった」と投稿したのは、広島市中区の派遣社員女性(37)。他にも「ランドセルを背負った男の子が横断しようとしていても全く止まらない」との苦情や、歩行者が横断中に通り抜けるバイクの悪質運転を批判する意見が寄せられた。

 道交法によると、歩行者が横断歩道を渡るか渡ろうとしているときに停止しなければ、同法違反(横断歩行者等妨害)となる。警察に取り締まりの強化を求める意見もあり、東区の自営業男性(55)は「街中で止まるのはタクシーだけで、わが物顔で走る車が多い。悪質なドライバーを取り締まってほしい」と求める。

 一方で、運転手側の苦悩に関する投稿もあった。光市の主婦(41)は、対面通行だと自分の車が停止しても反対車線の車が止まらない場合があることを懸念。「歩行者との事故が起きかねないため、停止しない方がいいと思うときもある」とする。廿日市市の会社員男性(59)は「横断歩道手前で止まろうと思って後続車を確認すると、必要以上に車間を詰められて、追突する可能性が高いときもある。不本意だが、止まれないこともある」と訴える。

 歩行者が事故に遭わないため、どんな工夫があるだろうか―。ラインには歩行者への提案も寄せられた。安佐南区のパート女性(57)は伸縮する棒に横断旗を付けて渡れば、ドライバーからも見えやすいと提起する。佐伯区の会社員男性(57)は「スマートフォンを触っていて、渡るのかどうか分からない歩行者もいる」と指摘。「歩行者も手を上げて横断歩道を渡るなど、意思表示をすべきだ」と強調した。(中川雅晴)

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