コラム・連載・特集

浅本邦裕(あさもと・くにひろ) イタリアーノひらお

2019/8/17 8:55
浅本邦裕さん(山口県平生町長)

浅本邦裕さん(山口県平生町長)

 大星山(438メートル)を有する平生町は、山口県東南部の室津半島に位置し、面積34・59平方キロからなり、東へ安芸灘、南へ伊予灘、西は周防灘という海上の無限の広がりを有しています。また、この地には、縄文時代から、温暖な気候を求めて私どもの先祖が住みついたことが知られており、西日本有数といわれる岩田遺跡の存在においても確認することができます。

 私も、東京での生活が長く、30年以上この地を離れて生活していましたが、ここ平生町に戻ってきて、改めて「ふるさと」の良さをしみじみと感じています。もし都会から来町される機会があれば、豊かな自然の中で歴史と文化に触れることで、田舎の原風景を感じることができるのではないでしょうか。

 今年は、5月から元号も「令和」と改まり新たな取り組みを行います。本町は、対外的にセールスポイントが乏しく、アピールするものが少ない町です。町内を見渡してひとつひとつを見ていくと、誇れるものはたくさんありますが、観光PRや特産品PRの際には、インパクトに欠ける部分は否めず、新たな魅力・付加価値が必要と感じておりました。

 そこで、町の所在する山口県室津半島とイタリア半島が類似しているという点に着目して、イタリアをテーマとした魅力づくりの取り組みを進めることとしました。今年を「イタリアーノひらお」元年として未来戦略を立て、内外に情報を発信していきたいと考えております。

 本年度は、ロゴマークのピンバッジを作製します。また、オリーブの苗木を公園に240本植栽する計画です。町で毎年開催している自転車レース「大星山サイクルフェスタinひらお」大星山ヒルクライムに、イタリア人プロ自転車レーサーの招聘(しょうへい)が決定しています。10月にあるこのレースに参加していただくことで、全国に向けて、「イタリアーノひらお」を発信していきたいと思います。ぜひ、わが町平生町にお越しいただいて、大自然を満喫していただければと思います。お待ちしています。(山口県平生町長)

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

想の最新記事
一覧

  • 杉川綾(すぎかわ・りょう) 次代のまちを目指して (2/25)

     一般社団法人広島青年会議所は昨年、創立70周年を迎えました。くしくも新型コロナウイルスの世界的流行が重なり、まちづくりに尽力してきた私たちにとっても、多くの制限の中で運動を展開する苦難の1年となりま...

  • 住岡健太(すみおか・けんた) 亡き父からのバトン (2/17)

     私は現在、NPO法人PCV(ピース・カルチャー・ビレッジ)の一員として、広島を訪れる修学旅行生に対して、または広島県内の学校に出向いて平和学習の機会を提供しています。平和記念公園(広島市中区)を巡る...

  • 梶田滋(かじた・しげる) 会計で地域に貢献 (2/14)

     公認会計士と聞いてどのような印象をお持ちでしょうか。大きな業務として会計監査があり、最も一般的なのは上場企業に対する監査業務でしょう。ほかにも信用金庫、信用組合、学校法人、公益法人、農協、社会福祉法...

  • 絹川智紹(きぬがわ・ともあき) 広島で出会った2人 (2/11)

     土地にはその地ならではの力がある。転勤暮らしのたびにそう思う。6か所目の赴任地・広島はきれいな街だと思った。川が幾つも流れ、緑も多い。ただ広島で生活し、人々と話していくうちに見えない力が被爆地の歴史...

  • 小野真紗子(おの・まさこ) B型肝炎訴訟への思い (2/10)

     一人でも多くの患者が救済される役に立ちたいと思い、2018年から全国B型肝炎訴訟広島原告団の代表を務めています。症状がないために感染を自覚していない人も多く、少しでも関心が高まってほしいと活動に力を...